お彼岸について

今年もお彼岸の時期がやってきました。
毎年、習慣的にお参りしている方も多いと思いますが、そもそもどのような意味があるのでしょうか。

お彼岸とは、春分の日、秋分の日をはさんで前後1週間のことを言います。(年に2回あります)
一般的には、ご先祖さんの供養をする行事とされておりますが、浄土真宗では少し違った意味もあります。

私たちは、普段忙しい日々を過ごしており、自分の生活を振り返ることなく過ごしておるのではないでしょうか。
彼岸とは浄土を指す言葉であり、いつか私たちが還っていく世界です。
先に浄土に還っていかれた亡き人を偲ぶと同時に、故人様とのわかれをご縁として、今生きておる私たちが何を拠り所として生きていくのかを確認していただくことが願われていることではないでしょうか。

※写真は、先日ご門徒さんから手作りのアートをいただきました。当院玄関に飾っておりますのでお越しの際はご覧ください。