報恩講

朝晩の冷え込みも厳しくなり、私たち僧侶はこの時期になるともうすぐ本山で「報恩講」が勤まる時期だなと感じます。
この記事をお読みの方の中には、お手次のお寺さんからも、お寺ごとに厳修する「報恩講」の案内が届いている方もいらっしゃるかもしれません。
お盆やお彼岸などと同様によく耳にする「報恩講」一体どのような仏事なのでしょうか。
「報恩講」は真宗門徒にとって最も大切な行事で、東本願寺では親鸞聖人の御祥月命日(親鸞聖人が亡くなられた日にち11月28日)までの一週間(7日間)勤められる法要です。毎年全国から多くの御門徒がお参りに京都の本山を訪れます。
東本願寺では新暦の11月28日を御命日としておりますが、西本願寺では旧暦を新暦に換算した1月16日を御命日とし毎年1月9日から16日まで勤められています。
一年は報恩講に始まり、報恩講に終わると言われます。ぜひ一度ご参拝してみてはいかがでしょうか。
ちなみに当院健徳寺は2月に厳修予定です。またご案内させていただきます。
写真は境内地でとれた柿の実。